どうなんでしょうね・・
勤務先で、某メーカーさんが出した鉄鋼の需給に関する資料を閲覧する機会がありました。
結論としては東アジア地域での需給は締まる(供給が足りない)予測。・・強気ですね。一部首を傾げるような資料提示もありますが・・だいたいこんなものなのでしょうね。でも、供給できたとして誰が+5兆円もの鋼材を買うんでしょう?
需要動向の記事↓
・・中国で5000万トン増えるそうです。でも65000万トンをピークに頭打ち?
中国の生産能力の調整の様子の記事↓
ページが見つかりません - SankeiBiz(サンケイビズ):総合経済情報サイト
再編=短期的に能力を減らす方向のようですね。
資料によれば中国とインドだけは国内生産量を大きく落としていないのです。・・需要があるんでしょうね。もっとも、これをにらんで各東アジアのメーカーは能力増強に勤しんでいましたからまあ想定の範囲ですね。
ここで忘れてはならないのが日本の各メーカーの輸出比率。
ページが見つかりません - SankeiBiz(サンケイビズ):総合経済情報サイト
新日本製鐵=38.8%
JFE=45.4%
住友金属工業=41%
神戸製鋼所=25.1%
いずれも高くなっています。(いや、住金は50%近くから落ちている)つまりは国内では食べてゆけないんです。鉄鋼の輸出が増えいている記事↓
輸出に依存する⇒国内での動きとは違う論理で動いてくる可能性が高くなりますね。前にも書きましたが短期的には既に需給は締まっているのでこのニュースにいやでも敏感になります。↓
中国:鉄鉱石価格交渉、4月1日までに決着か||ChinaPress
今回の交渉、中国代表?は宝鋼のようですね。資源大手はどこに対しても40%値上げ、4半期毎の契約で交渉していますね。また2008年初夏のような事態になるのでしょう・・。やれやれ。あの時もひどかったからなぁ。
でも、こんな狂乱物価はまた長く続かないんだろうなぁ。本音は長く続いてくれるといいのですが。物を売る立場だけで言うと、物価って微妙に上がり続けてくれた方がありがたいのですよね。
それにしても、鉄鋼関連の記事は有料やらヘッドラインだけやらが多くて・・。肝心の記事がネットに出てません。
そういえば、この間内房の海沿いの国道をスラブを1本積んだトレーラーが西(北?)へ向かって行ったけれど、あれは一体なにかしら?。めずらしくないのかもしれませんけれど。